WEBサイトを制作するにあたって、どのようなユーザーがサイトを訪れるのかということは商品・サービスのマーケティングの観点において重要です。
今回はWEB制作の方向性を定めるための方法の1つ「ペルソナ」についてご紹介します。
「ペルソナ」とは
「ペルソナ」とは、企業が提供しようとする商品やサービスにとっての象徴となる架空のユーザー像のことで、実際にその人物が実在しているかのように、
年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイルなどリアリティのある詳細な情報を設定していくことです。
「この人物はきっとこんな生活をしているから、この商品が求められているはず」という認識をクライアント・クリエーター間で統一することができます。
「ペルソナ」と「ターゲット」の違い
マーケティングには「ターゲット」という言葉もありますが、「ペルソナ」と「ターゲット」は似ているようで具体的に違いがあります。
例をあげると、
・岩崎夏希
・31歳
・女性
・兼業主婦
・福岡県那珂川市在住
・長崎県佐世保市出身
・夫(37歳)、長女(3歳)の3人家族
・スーパーで週4のパートをしている
・世帯年収450万円
・3LDKのマンション住まい
・料理、カフェめぐり、友人とランチが趣味
・Instagramで料理系のアカウントを日頃チェックしている
・クックパッドのヘビーユーザー
・最新の調理家電が欲しい
・友人とのやり取りではLINEを使用することが多い
上記のように、ターゲットは人物像をやや幅を持たせて設定するのに対し、ペルソナは人物像をより深く詳細に設定していきます。
「ペルソナ」を設定するメリット
1. 担当者間で、共通した人物像を形成することができる
担当者間で認識がズレたままでは、無駄な作業が発生したり、スケジュールが遅れるといったトラブルになりかねません。
ペルソナという1人の代表的な人格を設定することで共通の人物像をイメージすることができ、効率よくサイト制作を進行することができます。
2. ユーザー視点の精度を高めることができる
詳細な情報まで設定したペルソナは、1つの人格のようなものです。
ペルソナのニーズを満たすような商品・サービスを考え、ユーザーが求めるサイト制作をすることで商品・サービスの購買行動を高めることにもつながります。
3. 時間、コストの削減ができる
ペルソナを設定することでユーザー像が的確になれば、その後のサイト制作の方針もはっきりとします。
サイト制作の方針が明確になれば、本当に効果的なアイデアだけに絞ることができるため、作業時間、実施に関わるコストなどの削減が可能です。
まとめ
ペルソナを設定することは、ユーザーの心をキャッチするコンテンツ作りのための有効な方法の一つです。
WEBサイトをユーザーの心に響くものにするためにまずペルソナの設定を試してみてはいかがでしょうか。
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